U.S. Frontline News の報道によると、
サン・マイクロシステムズのスコット・マクニーリー最高経営責任者(CEO)が「オンライン状態でいるユーザーにプライバシーはあり得ない」と述べている
そうだが、はたしていかがなものか?
情報公開の流れの中では、官報や裁判所の議事録などが公開されるのは時代の趨勢である。この記事は、これらの記録の中に個人情報がそのまま掲載されてしまっている(たとえば、個人の交通違反情報など)ことから、プライバシーが漏洩しているのが問題になっているという記事である。これは日本でも同じで、先日、人間国宝などの住所氏名生年月日などが文化庁のホームページで参照できることを取り上げたばかりだ。これらは適切にマスキングをすることによって解決できるはずの問題だ。
また、識別子をその性質に応じて適切に使い分けることによって、プライバシーも現在より遥かに強化できるはずだ。Liberty Alliance の言いだしっぺがこのようなことを言うのは、いささか情けない感じがするのは私だけだろうか?