巴里に牡蠣を食べに来ている。今回の狙いは、St. German にある Huîtrerie Régis 。New York Times の記事で絶賛されていたレストランだ。駅的には Mabillon になる。
行ったのは昼。予約不可なので、ちょっと早めに行ったら、中で準備している様子もなく、並んでもいない。どうしようかと考えながら店の周りをふらふらとしていると、店の主らしい初老の男性が店の中へ入っていった。思い切って続いて行ってみると、入れ、という。
座ってみると、メニューは基本的に牡蠣。あとは、蛤と雲丹が少々。ミニマムオーダーは一人1ダース。
牡蠣のメニューは belon, les fines de claires, les spéciales de claires, les pousse en claires の4種類。belon は希少になってきていてこの時は手に入らず。なので、Marrenes Orléon の牡蠣、les fines de claires, les spéciales de claires, les pousse en claires の3種類(サイズはNo.2)をオーダー。
Huîtrerie Regis の Marennes Oléron 牡蠣。3種類。 les fines de claires, les spéciales de claires, les pousse en claires
Marrenes Orléon の牡蠣は出荷前に泥底の浅池で一定期間育てられ、その間に特徴的な香りを身につける。
Les fines de claires はちょっと長細い感じの牡蠣。 1平米の浅池に最大3キロを11月から3月の間の最低28日間池で育てられる。Les spéciales de claires に比べ、身の水分がより多い感じ。
Les spéciales de claires は、より丸い形の牡蠣。1平米の浅池に最大3キロを最低1ヶ月飼育してから出荷される。より身がしっかりしていて甘みと塩みのバランスがとれている。
Les pousse en claires は、ぐっと贅沢な牡蠣。1平米の浅池に最大5個を4から8ヶ月。
どれも、何も付けずにいただくのが一番美味しい。
メニューを見ているとあっという間に店は満杯。多分、開店から5分は経っていなかったと思う。その後に来た人たちは断られている。基本的に牡蠣屋さんなので、メルセデスで乗り付けたマダムが牡蠣を買って行ったりもしている。それを見ていた赤ちゃん連れの英国人夫婦は粘ってそこで牡蠣を売ってもらって、外で食べていた。
店のご主人は英語は全くわからない。客も大部分はローカルな常連さんの感じだったが、身振り手振りで、ワインはコレが美味いとか教えてくれて和気あいあい楽しく過ごせた。
ちなみに、フィンガーボールとかは無いのでそのつもりで。
巴里に行ったら、またぜひ訪れたい場所の一つだ。
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